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2020/07/29
古い建具のクリーニング
↓クリーニング前の建具
お施主さまの旧家にあった約100年前の建具を「新しいキッチンと合うようにクリーニングしたい」と依頼を受けました。
建具を漂白してしまうと、木の油分が抜けて木が弱くなってしまうため、灰汁洗い(あくあらい)を行いました。灰汁洗いとは、木の黒ずみや汚れを苛性ソーダなどの灰汁で汚れを浮かせ、そのあと酸性薬品で中和させて元の木の美しさに近づける技術です。古民家再生・神社仏閣や門等にも使われています。灰汁洗い後は、木肌美人を塗り木をしっとりさせました。木肌のなめらかさも復活!明るい色合いを取り戻した建具。お施主様には大変喜んでいただけました。
クリーニング後の建具=木の明るい美しさがよみがえりました
(事務員の高橋)