髙橋建築の大工によるブログです。

高橋です。

9月30日・10月1日に宮城県刈田郡蔵王町B&G海洋センターで行われた、削ろう会　全国大会に高橋建築は高橋・関根・吉田で参加してきました。

削ろう会 とは鉋による薄削りを通して道具や伝統技術の可能性を追求する会で、毎年各地で開催され全国から約400人が出場して1000分の１単位で削り華の薄さを競います。

片道約500キロの道のり、夜中に出発して6時間ほど走り高速道路を下りた所で運転を変わってもらい、あとはビールでも飲んで仮眠しようと思ったら、道路の縁石に乗り上げた軽自動車のおじいちゃんと遭遇して助けたり、温故会さんの名工の道具展示を偶然発見して見学したりで、仮眠する間もなくほろ酔いで会場入りとなってしまいました。

会場で競技が始まると、艶々の削り華を出す人・鉋台に定規をあてながら首をかしげる人（自分はこっち）みんな真剣で熱気がすごいです、普段とは違う環境での研ぎ・台調整や会場の雰囲気の中で、何時も出来ている事がなかなか、何時も通りに出来なくなってしまいます、これからも勉強ですね。

がんばれ吉田さん。

全国の加治屋さんや道具屋さんが出店、あれこれ衝動買いした事は今のところ嫁さんには内緒。

鍛冶屋さんと直接お話し出来たり、全国の職人仲間と会える楽しいお祭りの様です、削って研いで呑んで食べての楽しい二日間でした、来年は久留米で開催の様です遠いな〜。